• 青き馬、荒野を疾走する - 森深き被虐の系譜につながりし蚕小屋の朝の光よ
• 青き馬、荒野を疾走する - スパッツで闊歩している親爺殿右側収納ちらつｋせており
• 青き馬、荒野を疾走する - 馬鹿親爺交際募集に投稿すそれでいいのだそれまでのこと
• 青き馬、荒野を疾走する - 理不尽で不貞の枠に収まらぬ二人三人放り投げたい
• 青き馬、荒野を疾走する - 品定め暇つぶしにはもってこい男も女も海岸の午後
• 青き馬、荒野を疾走する - 地平線燃え立つ落日包み込む房総の海人影もなく
• 青き馬、荒野を疾走する - 後悔の言葉はなくて振りかえるつもりもなくて盆休みくる
• 青き馬、荒野を疾走する - 揶揄こめて何ゆへゲイになりたるを問いし人は茗荷好きとか
• 青き馬、荒野を疾走する - 日焼した姿態さらし闊歩する無防備なるが浜辺の青春
• 青き馬、荒野を疾走する - 望郷の想いも消えて高砂の焼き鳥屋だけが自分の居場所
• 青き馬、荒野を疾走する - とりあえず暮らしていける仕事あり友達あれば包んでいける
• 青き馬、荒野を疾走する - 心啼なくかげろう揺れる津軽路に各檀徒は飛んでくるか
• 青き馬、荒野を疾走する - 生まれきて一人生きて消えてゆく因果あれど航跡のごとし
• 青き馬、荒野を疾走する - 秋風が抜ける多摩川大橋に露こぼれたる親父の竿先
• 青き馬、荒野を疾走する - 砂浜の日差し赤く乳首嚙む別れの予感潮騒のおと
• 青き馬、荒野を疾走する - 豊穣の平原広がる北の街寡黙親爺の行先はどこ
• 青き馬、荒野を疾走する - 身を削り心尽くして育てたる息子と食し焼き茄子の記憶
• 青き馬、荒野を疾走する - 諍いの果てに刺したる青年の月日はかくも軽いか
• 青き馬、荒野を疾走する - 消しゴムで削っておきたい過去もありごちゃ混ぜの夏失いたくない
• 青き馬、荒野を疾走する - 膨らまし色塗り変えても剥ぎ取れない歪んだ記憶も美青年なれば
• 青き馬、荒野を疾走する - 年かさねなれと諦めまぜこぜにそれはそれはそれと適当をいう

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