• 青き馬、荒野を疾走する - 自縛した素肌をさらし走り出す露出狂の張り紙つけて
• 青き馬、荒野を疾走する - 変態が当たり前に変わりゆき新たな変態生み出してゆき
• 青き馬、荒野を疾走する - 大腿の震えとまらずカチカチと歯がぶつかり合いて宙吊り緊縛
• 青き馬、荒野を疾走する - あるときは動画に見せる変態が真逆になりし笑顔オヤジ
• 青き馬、荒野を疾走する - 生きるとはこんなことか待ちわびて転がされて交尾でおわる
• 青き馬、荒野を疾走する - ハナミズキ赤い実をつけ見送りし高速の道勃起街道
• 青き馬、荒野を疾走する - 乾し葡萄グラスにもりてときを待つ意味が消えて期待もなしに
• 青き馬、荒野を疾走する - 「友」という言葉失い「希望」さえ意味が消える師走は近い
• 青き馬、荒野を疾走する - 百日紅樹下に眠る若者は憔悴オヤジの分身なるか
• 青き馬、荒野を疾走する - ゆらゆらと夢の一粒かみ砕く秋のおとづれ檻の忍びいる
• 青き馬、荒野を疾走する - むせび鳴く虫の声が消えてゆくこれが十月出会いもなくて
• 青き馬、荒野を疾走する - 色づきし奥塩原の細きみち二人で歩くにあまりに深し
• 青き馬、荒野を疾走する - 運慶のにおうぞうにのあこがれる
• 青き馬、荒野を疾走する - 苦痛から抜け出す願い湧きだしてた快楽主義者の居場所はどこに
• 青き馬、荒野を疾走する - 竹籠に麻スムス
• 青き馬、荒野を疾走する - 諦観をぶっ飛ばして快楽に向かうゲイの親爺たち
• 青き馬、荒野を疾走する - 修羅となり差別と闘うあいつのは平安などは無縁なるか
• 青き馬、荒野を疾走する - 繰り返す避難勧告流れ出る温泉宿の古びたテレビ
• 青き馬、荒野を疾走する - 金あれば面白おかしく生きていく金がなくてもそれでいいのだ
• 青き馬、荒野を疾走する - 名月を求めて彷徨う青年の恋心とは駿馬にも似て
• 青き馬、荒野を疾走する - 挨拶の言葉浮かばぬ職場では「営業はずし」２０年
• 青き馬、荒野を疾走する - ながければそれでいいといえないが一期一会の大人じゃない
• 青き馬、荒野を疾走する - 夜が明ける奥飛騨温泉日一つ宿浴衣乱れた障子のひかり

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